技術士とは

科学技術に関する高度な知識と応用能力、
そして高い技術者倫理が認められた技術者の国家資格です。

技術士制度は産業に必要な技術者育成のためにできました。19世紀以降、世界の産業の発展に技術者は大きく貢献してきました。日本でも産業の発展の要となる優秀な技術者を育成する必要がありました。そして、企業等の不祥事が報道される昨今、高度な技術と高い技術者倫理を兼ね備えた技術士が求められています。今の時代こそ技術士は必要です。

(公益社団法人 日本技術士会HPより引用)

技術士会北陸本部 本部長 平野 吉彦

試験・登録情報

試験・登録情報については日本技術士会HPをご確認ください。

技術士CPD

技術士CPDについては日本技術士会HPをご確認ください。

合格者の声

40代男性
M・Kさん
部  門:建設
専門事項:トンネル

「受験で苦労した」こと、「こんな工夫をした」こと

建設部門ではありますが、トンネルの受験者は少数なため、過去論文や合格の声等の情報が少なく、対策を立案する事に苦労しました。少ない中での合格論文の分析や不合格年度の得点開示請求等を行う等の工夫を行い、試験対策に臨んだ事が合格につながったと考えております。

論文作成や面接試験ではどんな対策を立てましたか?

某HPの対策講座に申込み、論文の添削や模擬面接等の対策を行って頂きました。独学のみでは客観性がなく、偏った主張に成りがちでしたので、添削のコメントや模擬面接でのアドバイスは大変有意義だったと考えております。

二次試験の最終発表はどこで、どんな手段で知りましたか?
その時の気持ちは?

技術士会のHPで朝一に確認しました。本気で合格を目指してから約3年の年月を対策に費やしましたので、興奮が抑えられない気持ちでした。そのため、近所を軽く散歩し、高揚した気分を抑えてから、家族に報告しました。

技術士の資格を得て、どんな技術士を目指したいと考えていますか?

トンネルの技術士として、今後も道路トンネルを中心に全国のミッシングリンク解消やダブルネットワーク化等の社会的ニーズに対応していきたいと考えております。
また、習得したコンピテンシー等を積極的に発信していき、後輩技術者から慕われる技術士を目指したいと考えております。

自己紹介・PR・今だから言えること

これまで全国のトンネル工事を経験してきました。その経験の客観的証明として、トンネルの技術士を名乗れる事となりました。この看板を活用し、今後も全国のトンネル工事に携わり、国民経済の発展に貢献して行きたいと考えております。また、トンネルは他工種と比較し、馴染みなく、一般の方に分かりにくい部分が多いので、その方々に分かりやすい説明を行い、円滑な合意形成が図れるよう、今後も研鑽に励みたいと考えております。

30代男性
S・Kさん
部  門:上下水道
専門事項:下水道

「受験で苦労した」こと、「こんな工夫をした」こと

受験部門の専門知識や最新の動向を蓄積するために専門誌および業界誌を昼休みや通勤時間に読んでいました。気になった内容は携帯のアプリに保存し、後で内容の確認をするようにしていました。
私は早起きをして勉強をしていました。夜は仕事や家事等の疲れもあり、勉強の集中力が続かず効率が上がりませんでした。そのため、早起きをして勉強時間の確保をしました。朝型の生活に慣れてくると頭がすっきりした状態で勉強ができ、効率が上がったと思います。また、月や週単位でどの問題の勉強を進めるか管理もしていました。今月は選択Ⅲ、来月は必須科目といった大雑把な内容管理でしたが・・・。
論文の添削では、同じ職場(会社)には合格者がいなかったため、異なる職場の有資格者の方から論文の添削をしてもらっていました。自分では気づかない点の指摘をしていただき、とても参考になりました。

論文作成や面接試験ではどんな対策を立てましたか

論文作成では、(一般的かと思いますが)過去問から出題内容の傾向を整理し、出題内容を意識した勉強を進めました。
例えば、選択Ⅱ-1では「○○の概要、留意事項を述べよ」というような出題方法が多かったため、出題方法に合わせて自分なりに回答を作成していました。
3枚書き上げる問題(必須科目・選択Ⅲ)では、出題されるテーマごとに課題・問題点・解決方法・解決方法のリスクを整理していました。また、学習時間の効率性を高めるために、初めはパソコンで回答を作成していました。実際に記述の練習を始めたのは試験2か月前ぐらいからでした。
面接試験では、想定問答を作成しました。初めは回答案を丸暗記していました。しかし、想定した質問がズバリ出ることは稀だと考え、回答のキーワードになることを覚えました。また、面接試験特有の「業務経歴の説明」については、1分(業務経歴のみを説明)・3分(業務詳細のみ)・5分(業務経歴&業務詳細)の3パターンを作成し、詰まらずに話せるよう何度も練習しました。携帯に録音して、自分で聞き直すこともしました。

二次試験の最終発表はどこで、どんな手段で知りましたか?
その時の気持ちは?

合格発表の朝、自宅にて携帯から技術士会のホームページを見て確認しました。合格がわかったときは、大きな声が出てしまい、家族から「声が大きい」と怒られました(笑)。私は4回目の挑戦でしたが、これまでの苦労が報われてホッとしました。

技術士の資格を得て、どんな技術士を目指したいと考えていますか?

社会インフラの維持、発展に貢献できる技術士になりたいと考えています。また、後輩の育成にも力を入れたいと思います。多くの技術士誕生のお手伝いができればと思います。

自己紹介・PR・今だから言えること

私は地方公務員の土木技術職員ですが、公務員だからこそ技術士取得は重要だと考えます。公務員の技術力を向上させ、わが町のインフラをもっと良いものにしていきましょう。